上への志向性

これからですよね…

昨日は阿佐ヶ谷の方で高校時代の友達の誕生会がありました。

その席で友達がこういうことを言ったんです。
「あぁー、なんつーかすごいヒマだわ。ひまひまひま!!」


これは、なんてことない発言でしょうが、僕にとっては驚嘆すべきものであった!!
というのも、高校卒業してからヒマだと思ったことがないような気がしたからです。
たしかに、手持ちぶさただったり、長期休みなどには全く予定がないのですが、それでも「ヒマ」だと思ったことはなかったのです。というのも、僕は時間があるならインターネットなりゲームなりすればいいし、あるいは眠ったりすればいいじゃないという考えの持ち主で、とにかく時間つぶしには苦労しないというか。


いや、これは答えになっていないですね。もっと根本的な時間意識というか生き方の問題なんじゃないかな。


つまり、友達は特になにもすることがない時間イコール「ヒマな時間」という認識をもっていて、それは僕も認めます。ところが僕は特になにもすることがない時間などというのは存在しないと考えているんですよ。
たしかに客観的にみれば僕にもヒマな時間というのはもちろんあるし、なにもすることがない時間というのもあるでしょう。でも僕にはそういう時間の最中にも「なにかをしなくては」という意識が働いているのです。


この「なにかをしなくては」という強迫観念こそ、僕から有益な無為という至上の時間を奪っている要因なのではないか、と思い至ったのです。読まないといけない本がたくさんある。しなくてはならない勉強がたくさんある。このように僕の頭の中では常にmustが僕を苛んでおり、僕から自由な思考を簒奪しているのではないでしょうか。


そうするとこのmustは「上への志向性」と結びつくのかな、と思うんです。たいていのmustはさらなる高みをめざせという命令であるからです。
ではさらなる高みとはなにか?「上」とはどこか?


こういうことと真摯に向き合わないといけないのかな、と考えつつ今日はここまでで。画像の彼がいいこと言ってますしねw