伊勢小旅行
世間では「派遣」という花形職業が、バームクーヘン工場でバームクーヘンが輪切りにされるがごとく、プッチンプッチン切られていくなかで、やはり「世直しyo-naoshi」を求める声が上がってきて結果として政権交代になったわけですが、さすがに150年前のように「空から伊勢神宮のお札がふってきた」的な展開にはならなかったなぁ、などと思いつつ名前しか聞いたことのない伊勢に行って参りました。小学校のころの友人が伊勢神宮近くの大学(4年生大学で、かつ「神主」養成学校)に通っているので、彼の家に泊まらせてもらいました。
1日目
僕は関東の、「北半分は東北」と揶揄されるお気の毒な県に住んでいまして、まずは高速バスで東京に行くので1時間。新宿から名古屋まで、また高速バスで6時間。さらに名古屋から伊勢まで2時間。ほか諸々あって家から彼の家まで11時間半。そんなわけでかなりグロッキーになりました…。僕に会ったことある人ならわかると思うんですが、もやしみたいな体つきなので「おしりにお肉がない」んですよ。だからずっと座っているとおしりが大変なことになってくるんですね。まぁ僕のおしりの話はいいんですよ。あと、今気づいたんですけど、「おしり」って平仮名で書くと丸っこくてかわいいですね。僕のおしりは「悪四利(オシリ)」って感じですね、とがってる的な意味で。
2日目
午前中は友人と話ししたりして、午後から本格的伊勢参りをしてきました。彼はその道の人なのでスーツ着込んで革靴はいて…一方僕のほうは、そんな準備まったくしておらずジーンズにポロシャツという格好。そんなわけでスーツさんとまずは外宮に、それから内宮に参ってきました。伊勢神宮すごかったです。森っていうか山のなかに静かにたたずんでました。ちなみに写真の後ろのほうにある建物が現在神様をまつっているところで、20年に一度、すぐ横に新しく建て替えるんですね。写真の右側に小さいほこらみたいなのがありますが、それが次に建てるところの目印になってます。このように伊勢神宮は、どれも片方に社殿が、もう片方は空き地になっています。どうでもいいんですが、友人のスーツさんは僕が境内で写真を撮ろうとすると、すごい嫌な顔してました(笑) すんません俗っぽくて。
3日目
伊勢から電車で20分くらいで海にいけるので、海を見に行ったり、二見神社に行ったりしました。
それで午後2時頃に伊勢に帰ってきて、「ちょっとお土産とか見たいから1人でもう一回伊勢神宮いってくるわ」と言って1人でバス待ってたんですよ。ダメでしたね。完全に油断してました。僕って普段はかなり殺気だってるというか不審者オーラ全開で「2度見されるマスター」とか「性犯罪者のにおいがプンプンするぜ」とか言われるんですけれども、ちょっと油断すると全身からあふれ出す「やさしさオーラ」が滲みでちゃうんですね(笑)根はいい人なんでね。なんと、バスを待っていると横からおばあちゃんが話しかけてきたんですよぉ…。僕ね、ぶっちゃけいうと、1人がいいんですねん。知らない人と話したくないんですホンマ。
「なに。どっから来たの?」
「えーと、茨城からです」
「茨城いうたら東海村の原発やねー、未だに野菜とか汚染されてるんかい?」
「(何年前の話じゃボケー!)いや、僕はけっこう内陸のほう住んでるんで大丈夫ですよ」
「ってか茨城ってどこ?」
「栃木の横です」
「はぁーー。どうやって来たん?」
「新宿から名古屋まで高速バスで、それから近鉄です」
「新宿ってどこ?」
………
っておーーーい!!新宿ってアンタ、知らないの?!いやいやいや。それはないでしょう!!嘘でしょ??
僕も田舎生まれの田舎育ちですが、さすがに新宿は知っていたのでかなりショックを受けました。
しかも、このとぼけたおばあちゃんにけっこう振り回されてあっち行ったりこっち行ったり…。悪い人ではなかったので、まぁいいんですけどね。ちなみに僕はよくおばあちゃんからナンパされる星の下に生まれたらしく、よく話しかけられます。これもあふれ出る人徳のなせるワザでしょう、うん…(笑)
4日目
友人に別れをつげて、いざ帰宅の途へ。彼からはおみやげとして「アイドルマスター Xbox 360 プラチナコレクション」をもらいました。伊勢って本当にいいところですね。帰りもきっちり11時間半かかって、またも僕のおしりがたいh(ry
まとめ
伊勢いいところでした!山もあるし海もあるしね!
あと、おしり痛いです……