前期まとめ

とにかく前期は勉強しよう、本を読もうと思ったのでバイトも週1で本格的に勉強する体制をつくったんです。
つくったんですよ。その結果がこれだよ!!
全然読めてない……頑張ったつもりなんですけれどねぇ。

村上春樹祭り

友人が春樹読んでる人多かったので、長編を読み進めてみた。

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

風の歌を聴け (講談社文庫)

風の歌を聴け (講談社文庫)

1973年のピンボール (講談社文庫)

1973年のピンボール (講談社文庫)

羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

以上です。
『ねじまき〜』『世界の終わり〜』は読んでいたので、これでだいたい春樹の長編は読んだかな、と。
なにがおもしろいの?って聞かれると困るんですけど、読んでいくうちに「春樹節」に慣れてきて、それが心地よくなっていくというか。
一番おもしろいのは『ダンス・ダンス・ダンス』かな。ただ、この主人公が初期の3部作と同じなので読むとすると『風の歌を聴け』から読まないといけないのが難点(読まなくてもだいたいわかるが)
初期3部作は、僕の印象だと、まだ垢抜けていない感じがするかな。春樹らしさがでてくるのは『羊をめぐる冒険』からかな、と。『カフカ』は物語の方向性がある程度予測できて、そういった意味では読みやすいんだけれど個人的に、主人公がどうもきにくわない。15歳にしては老けすぎているなぁ。物語の方向性という点では『ねじまき鳥』は最悪ですね(笑)どこに行くのかさっぱりわからない。ただし、その複数のカオスな物語がねじれつつも収斂されていく様はすばらしい。春樹独特の複眼的構成の極致でもある。(とか偉そうに言ってみたりw)『世界の終わり』は複数というか2つの物語の合致が最初から明示されてるから、初心者向けかもしれないけど、最後のがっかり感は春樹作品の中でも随一。これ読んだら灰羽連盟をチェックしなアカンですばい。
ノルウェイの森』は一番売れてるし彼の代表作。この前の朝日新聞だかで春樹に関するアンケート結果が掲載されてて、その中に「『ノルウェイの森』を読んで懲りた」とか書いてあっておもしろかった。僕は好きだけど挫折する人も多いかもしれないなーという感じ。
初心者にはやはり『ノルウェイ』か『世界の終わり』がいいんじゃないかな。読みやすいし。

そのほかいろいろ

存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)

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動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)

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ドルジェル伯の舞踏会 (新潮文庫)

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シルトの岸辺 (ちくま文庫)

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ユリイカ2008年6月号 特集=マンガ批評の新展開

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自殺について 他四篇 (岩波文庫)

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物語は春樹一色。仏文系はラディゲと借りたグラックのみ。
思想系はショーペンハウエルと東だけ。詩はリルケとトラークルを少々。
あとはレポート用や学科の専門書を20冊くらい…かな。うわー少ない!びっくりだね!
前期だけで40冊くらいしか読んでないじゃん。脱ゆとり宣言かましといてこのザマ。
後期はガンバリだいでぷぅぅ><